ローランド・ベルガーの選考について
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新年早々、熊本で地震があったようですね。大きな被害が出ないことを祈ります。
さて、今回は、欧州最大の戦略コンサルティングファームであるローランド・ベルガーについてです。
ローランド・ベルガーの特徴
ローランドベルガーは、ドイツのミュンヘンを本拠地に置くファームです。ドイツ発祥ということもあり、製造業に強いということはよく言われていますね。また、米国系ファームと欧州ファームという違いから、色々と違いもある気がします。
・プロジェクトによるが、外資戦略コンサルファームの中でも激務度は高い。
・欧州系だからか、米国系ファームに比べて社風は日本企業っぽいところもある。体育会系と言われるのもなんとなく理解はできる。最後に紹介しますので、遠藤さんの著作を読んでみることをおすすめします。
・人として良い人が多い。
・若手は優秀な人が多い。
・会社として採用強化はしているものの、中途入社のハードルはかなり高い。
・米国系ファームに比べて、日本支社の自由度は高いらしい。
・Up or Outは無いわけではないが、厳しくない。
ローランド・ベルガーの選考フロー
・筆記試験
・面接:ケース面接(回数は4回程度)
ローランド・ベルガーのケース面接について
ローランド・ベルガーのケース面接は、フレームワーク系です。
※フレームワーク系と本質議論系の違いはこちらをご覧ください。
特段、変わったお題が出ることもなく、論理的思考ができるかどうか、を見られています。時間も、10分とかもらえたりするので、余裕があります。
有名なお題は以下の通り。
・東京タワーの売上推定→売上向上施策
・一眼レフカメラの市場規模推定→売上向上施策
・映画館の市場規模推定→売上向上施策
・年間インバウンド観光客の推定→人数増加施策
ローランド・ベルガーの選考通過のためのポイント
・筆記試験の対策をしっかり行う。
ローランド・ベルガーの筆記試験は、戦略コンサルファームの中でも一番難しいと思います。
ケース面接自体はオーソドックスなものなので、きちんと対策を行えば十分合格を狙えると思います。だからこそ、筆記試験で落ちてしまってはもったいないです。まずは確実に筆記試験を通過しましょう。
書籍は何でも良いと思いますが、個人的には『上・中級公務員 標準判断推理―確かな解答力が身につく“基本書”』を一通り解くことをおすすめします。
ケース面接自体は、ベインとほぼ同じです。
※ベインの選考対策はこちらをご覧ください。
・全体感を意識し、思考の流れを明示する。
フレームワーク系なので、ベインとほぼ同じですが、全体感をとにかく意識して、抜け漏れなく(=MECE)考え、「明示」するようにしてください。
・打ち手の評価を行い、優先順位をつける。
シンキングタイムをしっかりもらえることが多いので、打ち手の評価まで行えるとベストです。打ち手の評価軸は基本的には何でも良いのですが、実現可能性とインパクトの2軸で考えられると良いと思います。
今回の推薦図書
・『上・中級公務員 標準判断推理―確かな解答力が身につく“基本書”』
筆記試験対策に必須の一冊です。時間がなければ、例題だけであればそんなに時間はかからないので全て解いておくと良いです。
・『生きている会社、死んでいる会社―ー「創造的新陳代謝」を生み出す10の基本原則』/遠藤 功著
ローランド・ベルガー日本法人会長の遠藤さんの著作です。遠藤さんの著作は、他にも『現場論: 「非凡な現場」をつくる論理と実践』とか色々あるのですが、遠藤さんのコンサルタント人生の集大成みたいな内容で、ファーム理解(というかトップの思想の理解)、志望動機の作成に役立つかなと思いますし、読んでいて面白いので、まずはこちらをお勧めします。
ベインとケース対策本は同じなので、以下3冊の詳細は割愛します。
・『現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート』
・『東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート 50の厳選フレームワークで、どんな難問もスッキリ「地図化」』
気付いたら結構遅い時間になってしまった・・・。明日がきつそうです(笑)
それでは、また次回。