実践的ケース面接概論
こんにちは。ユウキです。
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本日は、ケース面接について、お話させていただきます。
ケース面接とは?
ケース面接とは、主にコンサルティングファームの採用面接の際に用いられる面接の手法のことで、この面接を通して、受験者の地頭が良いかどうかを判断します。
具体的には、面接官から何かお題が出され、そのお題に対して、自分の考えをまとめる→面接官にプレゼン、という流れになります。
ただし、このフローもファームによって大きく異なります。お題が出されて、いきなりディスカッション形式で進めていくファームもあれば、10分以上時間を与えられ、そこまで深い議論をしないファームもあります。
内容については、通常の形式だと、「〇〇業界の市場規模を推定せよ」といったいわゆるフェルミ推定が出され、その後、市場規模を大きくするには?とか、ある企業の売上を2倍にするには?といった、本題が出されます。
ちなみに、これは私が実際に選考を受ける過程で感じたことですが、ファームによって、実は重視しているポイントが異なっています。
詳細は、今後各社の選考対策の際にお話していきますが、大きく、フレームワーク系と本質議論系の二つに分けられます。(これは私が勝手にそう呼んでいるだけですのでご注意ください(笑))
前者のフレームワーク系とは、いわゆる3C、4P、マーケティングのAIDMAや、因数分解、ロジックツリーを用いての分解、などの思考の枠組みの中で、「コンサルっぽいこと」をどれだけ忠実にこなせるか、を見ているファームのことです。
マッキンゼー、ベイン、ローランドベルガーはわりとこちらのイメージです。
思考の枠組みを自分で設計し(=構造化)、MECEに(=抜け漏れなく)考えられますよということを、示せないと通りません。
これで何を見ているかというと、どれだけ高速に、幅広に、正確に思考できるか、ということだと思います。圧倒的な処理能力の高さというか、従来のエリートサラリーマンタイプに必要な能力です。
こちらのタイプの面接の場合、市販のケース対策本である程度有効な対策ができます。
後者の本質議論系とは、上記のようないわゆる「コンサルっぽいこと」には囚われず、ゼロベースで本質的な議論ができるかどうか、ケース面接を通して見ているファームのことです。
BCG(ボストンコンサルティンググループ)、A.T.カーニー、DI(ドリームインキュベータ)はわりとこちらのイメージです。
こちらのタイプの面接の場合、フレームワークに則ってプレゼンをすると、「それをクライアントの社長に言うんですか?」的な空気になります(笑)
満遍なく浅い議論をするのではなく、あくまで本質的な議論ができるかどうかが重要ということです。こちらのタイプの面接で、市販のケース対策本にあるような回答をすると、即落とされると考えた方が良いと思います。
※上記の2つに大別しましたが、あくまでケース面接は面接官によっても判断基準が異なったりしますので、あくまで私の個人的な見解としてお考えください。
また、フレームワーク系のファームであっても、議論が進めば、本質的な議論になりますので、本質議論系の対策を行うことはもちろん有効です。
ケース面接を突破するにはどうしたらよいか?
では、ケース面接を突破するにはどうしたらよいでしょうか?
私は基本的に以下の方法で対策を行いました。
・市販のケース対策本で一通りインプット
・その後は、ひたすらケース練習
・ある程度練習したら、中小ファームや日系ファームで実践
・外資戦略ファームの本番
ケース面接は、正直面接に慣れるかどうかも突破には重要です。
そのため、転職活動にしっかり時間を取れるのであれば、中小ファームや日系ファームできちんと実践経験を積むことをおすすめします。
自分で机に向かって練習していても、やはり強烈なツッコミが入った時の対応などは経験できないですからね。
私はケース練習を行う際、エージェントにも付き合ってもらいましたが、各ファームに知り合いがいたので、たまに練習に付き合ってもらっていました。
やはり、エージェントは自分でケース面接を突破した経験が基本的に無いので、意味がないとまでは言わないですが、経験者に見てもらった方が良いです。
私も、自分の経験を通して色々と気付きを得ましたので、皆さまが選考突破をしていく際のお力になれればと思い、ケース面接の実践練習のお付き合いをさせてもらっています。
ご興味ありましたら、お気軽にお問合せください。